いよいよ退職!退職金がいくら入るかもわかり、若干ウキウキ!!さあ、何に使おう?!
しかし、ちょっと待ってください。
まず皆さんのお持ちの物は「資産」だけでなく「負債」も何かしらお持ちと思います。最も大きい「負債」は「住宅ローン」ではないでしょうか?
「お金を貯める」ための大きなポイントは「収入を増やす」事が近道ですが、それよりもまず自分で取り組めるのが「支出を減らす」事であり、余計な支出を極力抑えていく方法も考えていく必要があります。
まず、住宅ローンがどれだけ残っているかを確認してみましょう。まだ10年近く残っていたりする場合は、「繰り上げ返済」という事を考えてみて下さい。いくら利率が高くないと言え「利子」は必ず払わなくてはなりません。それを少しでも返済し返済期限を前倒しする事によって利子相当分がまるまる節約できます。もう残り僅かな期間の場合はそれほど利子相当分が大きくないので繰り上げ返済をしてもそれ程の効果がないかもしれませんが、やはり5年以上残っている場合は検討がお勧めです。「先憂後楽」というキーワードですね。
もちろん「住宅」だけでなく「車」やその他のローンも検討素材です。
こういった事を細かく分析するのがFPの仕事のまず基本である「ライフイベント表」と「キャッシュフロー表」を作る事です。これはFPがまず最初に習うアイテムであり、皆さんと会話しながら情報を頂き作るのです。
この出来上がった2つの表を見て、最適なファイナンシャルプランを検討、提案し皆さんの老後資金の確保のお手伝いをしていくわけです。もっとも大切にする事は皆さんの老後を楽しくするために、何が何でも締め付けて楚々とした生活プランを作るのではなく、きちんと余暇や生き甲斐にもスポットをあててプランを作って行くことだと思っています。
この2つの表についてはまたどこかでお話します。